サンドイッチは、様々な具材が一つの料理になって、新しい味を生み出している。
つぎに具材は何がいいかを考えた。まだ生き物になる前の新鮮なたまごと、生き物の体の一部を熟成させたハム。
ハムにつかわれた肉も、もしかしたら、かつては何かのたまごだったかもしれない。
そこに、レタスやチーズやトマトをはさんで、おいしいスープがあればなお良し。
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ハムたまの名付け親のミーアキャットです。
このイベントの発足のきっかけは、発足メンバーである、ミーアキャットと村上裕が、2021年3月に御徒町のとある公園のお花見で出会ったことをきっかけに始まります。
いっしょにライブ媒体に何か取り組んでみないかという村上の声掛けにより、私は本格的にコンセプチュアルなパフォーマンスをはじめます。それまでの私は大学の選択授業でパフォーマンスを少しかじった程度で、主には絵画を中心に制作していました。
私と村上は16歳も年齢が離れていますが、村上は一切それを感じさせないほど、愚直に芸術という共通テーマを通して、熱意をもってミーアキャットに接して活動を応援してくれています。
社会人と学生、先輩と後輩、プロとアマ、芸術家と会社員、外国人と日本人、男と女、大人と子供、
世の中には、様々な区切りや隔たりがあるように思いますが、ときには区切りを外してみるのはいかがでしょうか。
何か共通テーマがあれば、様々な芸術家や芸術家でない人も、協力してひとつの大きなムーブメントを作ることができるはず、、、
このハムたまは、パフォーマンスアートを中心としたプラットフォームですが、私はパフォーマンス以外の情報もたくさん載せていきたいと思っています。(プラットフォームと口で言うのは非常に簡単ですね、色々と曖昧にできますから笑)
イベントごとに、出演者全員の対談をはさんだり、、アーティストのそれぞれのページを作ることは、その取り組みのひとつです。
イベントの出演経験豊富なアーティストから、はじめてライブ媒体をやった学生まで、同じホームページに同じ形式でアーカイブされます。
パフォーマンスという言葉をタイトルにいれなかったのは、ジャンルの境界線をひきたくないと思ったからです。
サンドイッチの断面の具材の重なりが、まるでイベントのタイムテーブルのようにもみえる。
たまごはまだ作品の発表経験の少ない学生かもしれない。ハムは、長年現場で活躍するプロかもしれない。
でも、たまごとハムだけじゃサンドイッチとしては寂しいから、良い舞台、観客、いまこのページを読んでくれているあなたがきっと必要になる。
このプラットフォームが、アートマニアから最近芸術やパフォーマンスに興味を持ってくれた初心者まで、世の中の様々な区切りを超えたいろいろな人々の関わり合いによって、見たことのない新しいムーブメントになるといいなと思っています。
ミーアキャット